朝倉と雅
朝倉は「ひなび(田舎風)」と言われる、しかし、その歴史には「みやび(洗練された様)」が眠っている。みやびとは宮廷の社交において,人情をとうとび,粗野になることを排しつつ情趣豊かにそれを表現する行動様式、多くの人が知っている「小倉百人一首」。その筆頭歌が詠まれた処は朝倉。私はかつてこれに「意味があるのでは?」と尋ねたが、答えは「別に」であった。それに納得いかずに学生時代きらいだった歴史(先生、迷惑かけました)を勉強して今に至っている。
教科書に出てきた「大化の改新」「白村江の戦い」に深い関係のある斉明天皇、後の天智天皇・天武天皇・持統天皇が、ここ朝倉で政をされた。
うそのような本当の話。 だから「座」を「あさくら」と読んでいたのかな?
上座の露を飲んで、その余韻を楽しんでいただければ幸い。